2022年10月
お客様各位
ミャンマーチーク販売 株式会社
『チークフローリング』について
チークの原産地はインドシナ地域(ミャンマー・タイ・マレーシア・インド)です。大航海時代、インドシナ半島を植民地にしていたオランダ等が造船材として世界各地に移植しました。
チークは耐久性・防水性に優れており、更に樹脂に防錆効果があり、釘など鉄材の劣化を抑える為造船材に重宝されました。中南米やアフリカにも移植されましたが気候等生育環境が異なる為、チークの特性を有する樹木には生育していません。インドシナ地域に気候風土が似ているインドネシアのプランテーションに植林栽培されているチークが市場に出ているだけです。
チークはミャンマーの原始林で生育する天然チークとインドネシアのプランテーションで育成されている、植林チークの二樹種のみです。現在では、天然チークはミャンマー産のみとなっています。
インドネシアの植林チークは熱帯雨林で育成されますので成長が早く、樹齢60年前後で伐採され、フローリングに加工されます。植林チークは成長が早い為、杢目が荒く密度が低い為、耐久性・防水性・防虫性が天然チークに比べると劣ります。色調もミャンマー天然チークに比べると淡く経年変化による色調の深みも得られません。ミャンマーチークは樹齢100年以上の原木を伐採し、伐採後、数年かけて製材工場に運び込み8%迄含水率を下げた後にフローリングに加工します。その為、温湿度変化に強く床暖房熱耐久試験に合格し床暖房適合製品に認定されています。インドネシアチークは熱耐久試験をクリア出来ません。市場では、ミャンマー天然チークを『本チーク』と称し、インドネシアチークを『グリーンチーク』と呼んでいます。ミャンマーチークの6割程度の価格で取引されています。
終の棲家になるお住まいの床や常に接する家具材にはミャンマー天然チークをお奨め致します。耐久性・防水性・防虫特性に優れている事は言う迄も有りませんが、チーク材の色調が心を癒す色調と古来より言われています。落ち着いた安らかな時をお過ごし下さいますよう祈念申しています。